私たちが毎日の食事からとる油の量はこの30年で2倍に増えました。
ステーキやハンバーガー、マーガリン、サラダのドレッシングなど私たちの食事が洋食化した結果といってよいでしょう。洋食はエネルギーもでるし、子供たちの体格が年々向上してきたのも洋食のおかげだと思います。
しかし最近の研究は、洋食化による油の取り過ぎが多くの病気をまねいていることを明らかにするようになってきました。私たちがふつう料理に使っているなたね油やコーン油、べに花油などの植物油には多くのリノール酸が含まれています(下の図の赤い部分がリノール酸です)。

このリノール酸とはもともとご飯やパンに必要量含まれているわけですからできるだけ摂取を控えるべきです。過剰なリノール酸は皮下脂肪としてたくわえられ、肥満やガン、脳卒中、アレルギーやアトピー、ニキビなどの炎症を助長すると考えられます。
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